【電子処方箋】【お知らせ】【医療機関向け】電子処方箋管理サービスに係る用法マスタ改訂に伴うご対応のお願い


本お知らせは、厚生労働省HPに掲載のPPT資料を踏まえ、具体的な内容について、解説したページです。 
 https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001510229.pdf 

 

電子処方箋管理サービスにおいて処方・調剤情報等を記録する際に、電子処方箋「用法マスタ」に示されている用法コードを使用する必要があります。 
今般、「用法マスタ」について改訂が予定されており、医療機関システムにおいても設定の変更が必要となる場合があります(※)。 
つきましては、以下のとおり、ご準備・ご対応をよろしくお願いいたします。 

※用法マスタを設定しておらず、全て0X0XXXXXXXXX0000(用法を自由記載するためのコード)を使用している場合は、本改訂に伴う影響はございませんが、医療情報を電子的に共有・交換するに当たっては、電子処方箋用法マスタを使用することが、標準化の観点から重要となります。
0X0XXXXXXXXX0000(用法を自由記載するためのコード)に対して、特定一意の用法を設定しないように注意してください(特定の用法を意味するものではありません)。

 

【スケジュール】
2025/11/1に新マスタが適用されます。また、2026/7/31に旧マスタが廃止されます。
(2025/11/1から2026/7/31の間が経過措置期間となります。) 

 

 

なお、具体的な操作・設定方法は、ご使用のシステムによりますので、用法コード・用法名称の設定について、システムのマニュアル、システムベンダからの案内等をご確認ください。 

 

 

 

 

今般の改訂の前後で、コードの種類によって、変更がないコード・使えるようになるコード・使えなくなるコード等があるため、説明の都合上、類型1・2・3・4と示しています。 
類型1・2・3・4の具体的なコードについては、以下のリンクの別添表1・2・3・4に対応しています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001509337.xlsx 



【ご対応いただく内容】 

★【既に運用開始済みの医療機関の方へ】

2025年11月1日までに対応が必要な内容:
2025年11月に切り替わるコード(類型2:用法コードが変わらず用法名称が変わるコード)を使用している場合は、2025年11月1日に類型2のコードの用法名称の変更を行ってください。 
 …2025年11月1日前後で調剤結果登録する際の用法名称が変更となるため
 ※2025年11月1日に変更することが難しい場合は、類型2のコードを2025年11月より数日前に任意の用法(用法を自由記載するためのコード+任意のテキスト情報で記述されるもの)に変更を行った後、 2025年11月以降に類型2の用法コード+変更後の名称の設定を行ってください。

2026年7月31日までに対応が必要な内容: 
〇2025年11月1日から2026年7月31日までの間に、2026年8月1日以降使用できなくなるコード(類型3)のコードを、2026年8月以降も使用が可能なコード(類型1、改訂後の類型2、類型4)のいずれかに設定変更を行ってください。

(留意事項)
厚生労働省HP掲載の資料には、マスタが切り替わるにあたり、2026年8月1日以降使用できなくなるコード(類型3)に対して、2025年11月1日から使用できるようになるコード(類型4)のうち、どの用法が代替しうるものかを示す資料が含まれていますので、設定に当たって参考としてください。(シート:【参考】用法コード再設定に係る参考資料)
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001509337.xlsx 


ただし、あくまで例示となるため、設定の用法が適切かどうかは、個々に医療機関内で使用している用法や処方内容によって異なることからそれぞれ判断が必要となります。 
適切な設定先がないもの、例示にある設定先がふさわしくないと考えられたものについては任意の用法(用法を自由記載するためのコード:0X0XXXXXXXXX0000+任意のテキスト情報で記述されるもの)を利用することが考えられます。任意のテキスト情報について、調剤を行う薬局に伝わる用法名称となっていること、及び、正しく出力されるかを確認してください。 

 

★【これから運用開始する医療機関の方へ】 

2025年 11月までに導入する場合 
2025年11月1日までに対応が必要な内容:
今回の用法コードの改訂に影響がないコード(類型1)を設定または0X0XXXXXXXXX0000(用法を自由記載するためのコード※)を設定した上で薬局に伝わるよう、用法名称を自由記載してください。 

2025年11月1日以降に対応が必要な内容: 
〇0X0XXXXXXXXX0000(用法を自由記載するためのコード)を設定したコードについては、改訂後の類型2又は類型4での設定を検討してください。

2025年 11月以降に導入する場合
〇2026年8月1日以降も使用できる用法コード(類型1、改訂後の類型2、類型4)を設定してください。
〇マスタに使用できるものがない場合にのみ、0X0XXXXXXXXX0000(用法を自由記載するためのコード)を設定した上で薬局に伝わるよう、用法名称を自由記載してください。 
※できるだけ類型1、改訂後の類型2、類型4のいずれかを設定してください。

(留意事項:再掲)
用法の設定が適切かどうかは、個々に医療機関内で使用している用法や処方内容によって異なることからそれぞれ判断が必要となります。適切な用法コードが無い場合、任意の用法(用法を自由記載するためのコード:0X0XXXXXXXXX0000+任意のテキスト情報で記述されるもの)を利用することが考えられます。任意のテキスト情報について、調剤を行う薬局に伝わる用法名称となっていること、及び、正しく出力されるかを確認してください。