日頃からオンライン資格確認の運用にご協力いただきありがとうございます。
医療扶助の救急時医療情報閲覧については、オンライン資格確認により連携された被保護者の受給者番号等をもとに、オンライン資格確認等システムに対して医療情報を照会する仕組みとなっています。
救急患者(被保護者)について未委託の医療機関が対応する場合、オンライン資格確認により当該被保護者の受給者番号等が連携されないため、医療情報を照会できず、救急時医療情報閲覧を実施することができない状況となっていました。
この度、未委託の医療機関においても救急時医療情報閲覧を実施することができるよう、以下のとおり、救急時医療情報閲覧に係るシステム改修を行い、令和7年12月12日(金)から運用を開始することとしましたのでご案内いたします。
■改修内容
救急時医療情報閲覧機能を導入している医療機関において、被保護者のオンライン資格確認が行われる際に、当該医療機関が未委託である場合も、当該被保護者の受給者番号等を連携するよう改修します。
併せて、医療扶助の救急時医療情報閲覧の運用開始にあたって、医療扶助のオンライン資格確認に係る留意事項を以下の2点ご案内いたしますので、ご確認いただきますようお願いいたします。
1. 資格確認結果は未委託だが、公費負担者番号・受給者番号が表示される場合について
医療扶助のオンライン資格確認、救急時医療情報閲覧機能の双方を導入している医療機関においては、未委託の場合でも救急時医療情報を閲覧可能とするため、救急外来か通常外来かにかかわらず、オンライン資格確認等システムから公費負担者番号・受給者番号を返却します。
このため、資格確認の結果が未委託の場合、これまでどおりレセプトコンピュータ用端末や電子カルテシステムの画面上には未委託である旨が表示されますが、お使いの端末・システムの仕様によっては、公費負担者番号・受給者番号も表示される場合があります。
未委託の状態でレセプト請求を行うと返戻となる可能性がありますので、レセプトコンピュータ用端末等に未委託である旨が表示された場合、公費負担者番号・受給者番号の表示有無にかかわらず、従来の運用どおり受診の可否について福祉事務所に電話等により確認いただき、返却された番号によりそのままレセプト請求されないようお願いいたします。
なお、本お知らせに記載の内容について、下記参考資料/関連リンクを更新しておりますので、適宜ご参照ください。
<参考資料/関連リンク>
・救急時医療情報閲覧概要案内
・病院向け救急時医療情報閲覧クイックガイド ※PDFファイルがダウンロードされます。
2. 医療扶助のオンライン資格確認の導入について
今回の救急時医療情報閲覧の機能改修後も、医療扶助のオンライン資格確認が導入・設定されていない医療機関においては、被保護者について救急時医療情報閲覧を実施することはできません。被保護者について救急時医療情報閲覧を実施するためには、救急時医療情報閲覧機能を導入・設定し、かつ、医療扶助のオンライン資格確認を導入・設定している必要があります。
医療扶助のオンライン資格確認が未導入の医療機関におかれましては、今回の救急時医療情報閲覧の機能改修を契機として、医療扶助のオンライン資格確認の導入・設定をお願いいたします。
なお、現在、病院・診療所・薬局を対象に、医療扶助のオンライン資格確認導入に係る助成金制度(助成対象:レセコン等の改修費用)を以下のとおり設けています。システム未改修/助成金未申請の医療機関におかれましては、今一度ご確認いただき、早期の対応をお願いいたします。
<申請期限>
令和8年1月15日(木)
<助成金申請対象医療機関等>
申請時において医療扶助のオンライン資格確認の導入に伴うレセコン等の改修を行った病院、診療所、薬局
※ 申請時には、改修に係る領収書(必要に応じて領収書内訳書)が必要です。ご準備できた段階で、医療機関等向け総合ポータルサイトより申請ください。
〈関連リンク〉
・医療扶助におけるオンライン資格確認等導入に係る助成金について
何卒、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
お問い合わせ先
厚生労働省 医政局医療情報担当参事官室
e-mail:iryoujouhoushitsu@mhlw.go.jp
厚生労働省 社会・援護局保護課保護事業室
e-mail:hogo-iryou@mhlw.go.jp