オンライン資格確認に必要な回線環境の導入をした場合、その回線費用は医療情報化支援基金の補助対象となります。
その上で、その回線を利用してレセプトのオンライン請求を行って頂いても構いません。
レセプトのオンライン請求のみ開始する場合の導入経費は、今回の補助金の対象になりません。オンライン資格確認の導入と合わせて、レセプトのオンライン請求を開始する場合、導入に係る経費は、補助金の対象になります。
既存の環境を利用する場合、次の2通りの接続方法があります。回線を別途準備する必要はありません。
1. IP-VPN接続として、外部との接続を遮断し、閉域の環境を確保して利用する方法
(ルータ・スイッチングハブ等のネットワーク機器を使用する)
2. 別途IPsec+IKEのサービスを受ける方法
各IPsec+IKEサービス提供事業者へお問い合わせ願います。
IP-VPN網(オンライン請求ネットワーク)は支払基金と国保中央会で用意しておりますので、保険医療機関等のユーザ側で用意する必要はありません。
IP-VPN接続方式により接続する場合は、オンライン請求ネットワークまでの接続可能回線をユーザ側で用意していただく必要があります。
日本独自の患者分類としての診断群分類を意味する"Diagnosis Procedure Combination"を利用している医療機関を指しています。
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DPCとは
「IPsec(Internet Protocol security)」とは、インターネット上に暗号化した通信経路を構築し、機密性の高いデータ通信を可能にする技術であり、「IKE(InternetKeyExchange)」とはインターネット標準の電子鍵の交換技術です。
この2つの技術を組み合わせることにより、インターネット上で閉域IP網を利用したIP-VPN接続と同等のセキュリティを確保する仕組みのことです。