9. 調剤済み処方箋の保存サービスについてよくある質問


調剤済み処方箋の保存サービスについての詳細情報や利用申請についてはこちら

 

<よくある質問>
Q1.保存サービスを利用したいです。どのようにすれば良いでしょうか。
A1.調剤済み処方箋の保存サービスを利用いただくためには以下の条件を満たしている必要があります。

・薬局のシステムが電子処方箋による調剤に対応しており、かつ、保存サービスが利用できるよう改修済みであること
 ※詳しくは電子処方箋を導入された、ご担当のシステムベンダにご確認ください。
・医療機関等向け総合ポータルサイトから電子処方箋の利用申請済みであること
・オンライン請求及びオンライン資格確認に必要な電子証明書の発行料の支払方法として、「調剤報酬支払額からの控除」を選択していること

これらの条件を満たしていることが確認できた後、以下のページより、調剤済み処方箋の保存サービスの利用申請(利用規約への同意)をお願いいたします。(4から「保存サービスの利用申請へ進む」をクリックしてください。)
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0011351

Q2.保存サービスの利用料はいくらですか?
A2.利用料は、年間2,500円(ひと月当たり約210円)です。
年に1回、社会保険分の調剤報酬支払額から控除されます。(控除のタイミング等は以下のページ3をご覧ください)
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0011351


Q3保存サービスは、調剤済電子処方箋ファイルを何年間保存できますか?
A3調剤年月日から5年間保存されます。
5年を経過すると、随時削除されていきますので、保存サービスでの保存期間後も必要であれば、削除前に保存サービスから取得をお願いします。

Q4.調剤結果情報は、保存サービスにどのように保存すれば良いでしょうか?
A4.①電子処方箋管理サービスに調剤結果を登録する際に併せて保存サービスに保存する方法と、
②電子処方箋管理サービスに登録済みの調剤結果ID(登録から100日以内に限る)を最大100件まで指定して登録する方法
の2つの方法があります。
お使いのシステムによりどの保存方法に対応しているか異なるため、ご担当のシステムベンダに確認をお願いいたします。

Q5.保存サービスに調剤結果情報を保存する場合、処理にどのくらい時間がかかるのでしょうか?
A5.お使いのシステムやネットワーク環境・構成等により一概に処理時間をお示しすることは難しいですが、調剤結果情報を電子処方箋管理サービスに登録する際の処理時間と比較して
遜色のない処理時間で保存サービスに保存することができます。

Q6.保存した調剤結果情報は、どのように確認できますか?
A6.①オンライン資格確認等システムのWeb画面より、取得したい調剤年月日の範囲(最大1か月)を指定し該当する保存済みの調剤結果を一括で取得する方法と、
②お使いのシステム(薬歴システム、レセプトコンピュータ等)より、保存済みの調剤結果の調剤結果IDを指定して単件取得する方法があります。単件取得についてはお使いのシステムによって操作方法等が異なりますので、ご担当のシステムベンダに確認をお願いいたします。

Q7.保存している調剤結果を確認する場合、処理にどのくらい時間がかかるのでしょうか?
A7.お使いのシステムやネットワーク環境・構成等により一概に処理時間をお示しすることは難しいですが、単件取得においては調剤結果ID検索と同程度の処理時間で確認することができます。

Q8.紙の処方箋に対する調剤結果情報も保存できますか?
A8.紙の処方箋に対する調剤結果情報も、電子処方箋に対する調剤結果情報と同様に、保存サービスに保存可能です。

Q9.紙の処方箋に対する調剤結果情報を保存サービスに保存した場合、調剤した紙の処方箋原本は薬局で保管する必要はなくなるのでしょうか?
A9.登録いただいた紙の処方箋に対する調剤結果情報は、調剤済みとなった紙の処方箋をそのまま代替するものではありませんので、従前のとおり、調剤した薬局の責任で保管をお願いいたします。

Q10.災害等の不測時や機器更新、システム障害等の際など、薬局から調剤済み処方箋が消失・利用不可となってしまった場合、保存サービスに保存されている情報を原本として取り扱うことは可能ですか?
A10.調剤済みの電子処方箋の場合、保存サービスに保存されている情報を調剤済み処方箋(原本)として取り扱うことが可能です。一方、紙の処方箋の場合には、保存サービスに保存されている調剤結果情報を消失・利用不可となった紙の処方箋の代わりに原本として取り扱うことはできませんが、業務の参考としてご活用いただけます。

 

Q11利用中の保存サービスを解約した場合、保存された情報を取得(ダウンロード)する必要がありますか?

A11保存サービスの利用期間は利用開始から1年間(解約申請がなければ自動更新)となっており、解約申請後も利用終了年月日までは引き続き調剤済み処方箋の保存や取得が可能です。具体的な利用終了年月日は、医療機関等向け総合ポータルサイトで確認いただけます。

このため、薬局において保管が必要な調剤済み処方箋が薬局内に保存されていない場合には、利用終了年月日時点までに、保存サービスから取得をお願いします。(薬局内に保存されている場合には、それを原本として取り扱うことが可能であるため、改めて保存サービスから取得いただく必要はありません。)

 

Q12薬局が廃止となった場合でも、保存サービスに保存された情報を取得することは可能ですか?

A12保存サービスから調剤済み処方箋を取得するに当たっては、オンライン資格確認等システムを経由する仕様となっています。保存サービスに保存された情報は、廃止後も登録から5年間保存されますが、オンライン資格確認等システムから当該薬局のコードが削除されるため、廃止後は情報を取得することができなくなります。取得が必要な情報があれば、廃止前に取得をお願いします。

 

Q13薬局の承継がある場合、承継後の薬局から、承継前に保存された情報を取得することは可能ですか?

A13保存サービスから調剤済み処方箋を取得するに当たっては、オンライン資格確認等システムを経由する仕様となっています。オンライン資格確認等システムにおいて新旧コード(一対一)の紐づけがなされた場合、その時点以降、承継後の薬局から承継前に保存された情報を取得することが可能です。ただし、複数の薬局の承継(統廃合)の場合は当該紐づけがなされないため、承継前に必要な情報の取得をお願いします。