医療機関・薬局向け 2026年6月15日
◆電子処方箋のステータスを理解!種類と確認ポイントをわかりやすく解説◆
こんな経験ありませんか?
・薬局で処方箋受付済のため、医療機関で処方内容を変更することができなかった
・他の薬局で受付済のため、薬局で処方箋受付をすることができなかった
・薬局で調剤結果取消した後、処方箋受付取消をすることができなかった
電子処方箋管理サービスに登録された電子処方箋には「ステータス」があり、医療機関や薬局での操作に応じて変化します。
また、医療安全の観点から、ステータスごとに実施できる業務には制約があります。
※「ステータス」は、電子処方箋管理サービス内で管理している名称です。お使いのシステム上で表示されている名称の意味合いとは異なる場合がございます。
・医療機関にて処方箋登録を実施(薬局で処方箋受付されるまで) →ステータス:未受付
・薬局にて処方箋受付を実施(調剤結果登録するまで) →ステータス:調剤中
・薬局にて調剤結果登録を実施(調剤結果登録が完了した後) →ステータス:調剤済
・医療機関にて登録した処方箋の取消または変更を実施 →ステータス:無効
※変更の場合は、変更前の処方箋が無効となります
・薬局にて調剤中の処方箋の回収を実施 →ステータス:回収済
※医療機関への疑義照会等で、調剤の必要がなくなった場合
電子処方箋管理サービスでは、処方箋のステータスごとに、医療安全の観点から実行できる業務に制約を設けています。
1.ステータス:未受付の場合
2.ステータス:調剤中の場合
既に薬局にて処方箋受付が実施されているため、医療機関側で電子処方箋管理サービス上のデータは修正できません。 薬局が処方箋受付取消した場合に限り、修正(処方箋変更、処方箋取消)を行うことが可能になります。
処方箋受付された「調剤中」の状態では、他の薬局で処方箋情報を取得できません。二重調剤防止等のため、電子処方箋管理サービスに登録されている処方箋は、「未受付」のステータスで1つの薬局でのみ、処方箋受付を行うことができます。処方箋受付した薬局で処方箋受付取消を実施し、「未受付」のステータスに戻すことで、他の薬局での処方箋受付が可能となります。
3.ステータス:調剤済の場合
1つの処方箋で、複数の薬局から重複して調剤を受ける等の不正調剤を防止するため、一度調剤結果登録した処方箋は、調剤結果取消を行っても、ステータスは「調剤済」のままとなり、処方箋受付取消・処方箋回収・処方箋取消を行うことができない仕様となります。
4.ステータス:無効の場合
「無効」のステータスとなった処方箋は破棄された状態です。重複投薬等チェックや薬剤情報閲覧でも対象外のデータとなります。有効な状態に戻すことはできませんので、必要な場合は新規に処方箋を発行してください。
処方箋発行元の医療機関の操作によって処方箋が破棄された状態ですので、必要な場合は医療機関にお問い合わせください。
5.ステータス:回収済の場合
「回収済」のステータスは、処方内容を確認した後、患者とのコミュニ ケーションや疑義照会等を踏まえて薬局において調剤すべきではないと判断された状態の処方箋です。重複投薬等チェックでは対象外のデータとなります。薬剤情報閲覧では「回収済」であることがわかるように表示されます。